
【甲州牛の世界】「日本一」の豊かな大地が育てるブランド和牛
甲州牛とは…?
「甲州牛」という名前は聞いたことが無くても、「甲州」という名前からピンとくる方もいらっしゃるかもしれませんね。
そう、今回ご紹介するブランド牛は山梨県のブランド牛である甲州牛です!
山梨県といえば、八ヶ岳や日本アルプスなどの山々から生まれる天然水やお米、果物など、おいしいものをあげたらキリがないとても恵まれた土地。そんな場所で育まれる和牛…一体どんな美味しさが秘められているのか気になります。
今回はそんな豊かな大地で育てられた、【甲州牛の世界】をご紹介します。
出典:https://masashi021.stores.jp/
甲州牛と認められるためには
他のブランド牛同様、山梨県で育てられたすべての牛が甲州牛の名前を名乗れるわけではありません。いくつかの厳しい条件を通過した牛が甲州牛として認められるのです。その基準は以下のようなものです。
・肉質ランクの高い血統である黒毛和牛であること
・最長飼育地が山梨県であること
・生産者が甲州牛出荷組合に登録された生産者であること
・公益社団法人日本食肉格付協会の定める肉質等級(5段階)「4等級」以上に格付けされた牛であること
・生産者が牛の細かい体調管理をして山梨食肉流通センターの徹底した流通管理を行っていること
・飼料安全法に定められた配合飼料・混合飼料などを使用し適正に給与していること
牛として種が優れていたり、生育環境が豊かであるだけでなく、認められた生産者であることや飼料へのこだわりからわかるように、人の手で丹精に育てられることではじめて、甲州牛は生まれるのです。
そんな、甲州牛はきめの細かさはもちろんのこと、食べたあとにほんのりと広がる甘さが特徴となっています。
出典:https://www.isawa-kagetsu.com/cuisine/koushubeef.html
甲州牛を育てる「日本一」の豊かな自然
明治に入ってから、日本では少しずつ牛肉を食べる文化が広がりました。
まだまだ、牛の飼育技術も未発達の時代でしたが、その時から牛肉の質は兵庫県産が最上とされ、ついで甲州、会津、栗原、津軽、出雲、信州などが優秀とされました。明治の時代から肉の質が認められていた甲州牛、その肉質を生んだのは甲州という土地の環境によるものが大きいかもしれません。
それもそのはず、甲州牛を育てる山梨県、実は肥育に欠かせない2つの「日本一」を有する県なんです!
まずは、ミネラルウォーターの生産量!
山梨県には富士山を筆頭に八ヶ岳や南アルプスの山々があり、その山々の雪解け水が20年以上の年月をかけゆっくりと磨かれることで、とてもまろやかで透明度の高い天然水が湧き出るのです。そのため、山梨県は「名水百選」と「平成の名水百選」に7ヶ所が選出されている名水の産地であり、ミネラルウォーターの生産量も日本一となっています。
もう一つは、日照時間の長さ!
これは、山梨県の豊富な農作物を支えるうえでとても重要なものとなっています。日照時間と盆地という地形条件から、ぶどうなどの果物や野菜を育てることができ、そこで生まれた農作物からワインやウイスキーなどを生み出すのです。まさに、良いこと尽くしの自然環境。そんな中で育つ甲州牛がおいしいのは当然といえるでしょう。
出典:https://www.olive-hitomawashi.com/column/2020/05/post-10709.html
ほかにもあります、甲州の牛!
山梨には「甲州牛」をはじめとして、ほかにもいくつかの銘柄牛が存在します。そのなかでも人気があるのが「甲州麦芽ビーフ」と「甲州ワインビーフ」!
この2つのブランドがほかの牛と違うところは主に餌。その名前からもわかるかもしれませんが、甲州麦芽ビーフは麦芽糖化粕を、甲州ワインビーフはワイン粕を飼料の一部として加えています。本来の飼料に栄養価の高い麦芽糖化粕やワイン粕を加えることで、肉本来のうまみだけでなく、ほのかな甘さやジューシーさが生まれるのだとか!
山梨県はワインやウイスキーの産地として有名であり、その歴史も古くから続くもの。それらの製造過程で生じる麦芽糖化粕やワイン粕は本来捨てられてしまうものですが、それを飼料として再利用し、より良い牛肉を生み出すという、とてもいい循環が生まれているのです!
平成30年より甲州牛出荷組合に入会した小林牧場では、甲州牛はもちろんのこと、甲州ワインビーフも育てています。
出典:https://www.winebeef.co.jp/kobayashi
小林牧場が運営する直売センター美郷では、どちらのお肉も購入することができるので、甲州牛と甲州ワインビーフの細かな味の違いを楽しむことができます!
出典:https://www.winebeef.co.jp/mikyo
◼︎小林牧場直売センター美郷◼︎
HP:https://www.winebeef.co.jp/mikyo
甲州牛が食べたい!
ここまで読んでいただいた皆さん! 甲州牛を食べたくなってきたのではないでしょうか!?
牛肉の素材本来の味を楽しむならば、何といっても焼肉のスタイルがおすすめ。そこで、地元山梨や都内で甲州牛が食べられるお店をご紹介します!
〇上野原焼肉道場いっちょ
山梨県は決して東京からアクセスしやすい場所にありますが、なかでも上野原は山梨県の端っこにあり、東京のすぐ近くにある場所です。
今回ご紹介する《上野原焼肉道場いっちょ》は「他店より安く甲州牛が食べられるお店」と謳っており、山梨県にあるお店ならではの価格と間違いのない品質で手軽に甲州牛を楽しむことができるお店となっています!
出典:http://yakiniku-iccho-uenohara.com/index.php?%E7%B5%B6%E5%93%81%EF%BC%81%E7%94%B2%E5%B7%9E%E7%89%9B
店内は活気のある雰囲気で、思う存分甲州牛を楽しむことができます!
出典:http://yakiniku-iccho-uenohara.com/
住所:山梨県上野原市松留228
HP :http://yakiniku-iccho-uenohara.com/
〇炭火焼肉 甲州天山
《炭火焼肉 甲州天山》は東京の八丁堀にあるお店です。山梨県の《天野精肉店》直営の焼肉店であり、肉質は当然のこと、甲州牛と一緒に甲州ワインも楽しめるお店となっています。
東京で甲州牛を味わうのにはもってこいのお店ですね!
出典:https://kosyutenzan.owst.jp/
店内は落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと甲州牛を味わえるのはもちろんのこと、デートやお祝いの時にも使えるお店です。
出典:https://kosyutenzan.owst.jp/
住所: 東京都中央区八丁堀1-11-2
HP :https://kosyutenzan.owst.jp/
まだまだ魅力が止まらない甲州!
甲州には、今回ご紹介した「甲州牛」はもちろんのこと、野菜や果物、そしてワインなど自然の恵みを受けたおいしい食べ物がたくさんあります。ぜひ、「甲州牛」を入り口に、夢のような甲州ワールドを楽しんでみてください!
それでは以上、【甲州牛の世界】でした!
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