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肉のTsudoiメンバーが食べ歩いた焼肉屋を紹介します

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【飛騨牛の世界】 後発ブランドが全国1位を獲得するまで!

 

飛騨牛、侮ることなかれ!

さて、皆さんが、ブランド和牛と聞いていちばん初めに思いつくのは何でしょうか?このシリーズでも紹介した松坂牛や神戸牛、仙台牛など……有名なブランド和牛はたくさんありますよね。
そのなかで、いちばんはじめに飛騨牛の名前がでてくることは、おそらく無いのではないでしょうか。

しかし、実は、飛騨牛は肉の質で全国1位を獲得する、全国でもトップクラスのブランド和牛なんです!
えっ、1位?!それは詳しく知りたくなる…!

と、いうわけで第6回目の今回は、そんな【飛騨牛の世界】について、たっぷり紹介していきたいと思います!

 

そもそも飛騨牛とは

まず、飛騨牛には2通りの読み方があります。
日常的に焼肉屋さんやお肉屋さんで使われるのは「ひだぎゅう」という読み方で、これは厳しい審査を受けて認められた、食肉のことを指します。そして、もう一つの読み方は「ひだうし」というもの。あまり使わない読み方ですが、この場合は審査を受ける前の岐阜県内で育てられている牛のことを指します。
単純に岐阜県で育てば「ひだぎゅう」を名乗れるわけではなく、厳しい審査を通り、認められた肉のみがその称号を与えられるのです。


出典:
https://www.ja-hida.or.jp/product/hidagyu.php

飛騨牛として認められるには主に3つの基準があり、

・黒毛和牛であること。
・岐阜県内で14ヶ月以上飼育されること。
・日本食肉格付協会の枝肉格付で肉質等級が3以上(5段階)、歩留等級がAまたはBであること。

この3つを満たさない限り、飛騨牛とは認められません。

上記の3つの基準のうち上の2つはわかりやすいと思いますが、最後の1つについてはもう少し詳しく説明しますね。
よく「A5ランクの和牛」などという表現を使いますよね。このアルファベットと数字は、肉質と、牛1頭からとれる肉の量で決められています。数字が1に近いほど上質の肉で、アルファベットがAに近いほどより多くの肉がとれるということになるんです。

そのうえで飛騨牛の基準をもう一度見てみると、上質の肉が多量にとれる、価値の高い牛にしか「ひだぎゅう」の称号が認められていないことがよくわかります。

 

「やわらかく、甘い」……?! 気になる飛騨牛のお味は?


出典:
https://www.takayama-gh.com/tabaru/article/hidaushi/

飛騨牛をシンプルに言えばやわらかく、甘いです!

上の写真を見ていただくとわかるように、きめ細やかで網目のような霜降りがしっかり入っていて、きれいなピンク色をしています。この、霜降りが作り出す肉の柔らかさと芳醇な味は、甘いとまで言われるほどで、霜降りの量が多いにも関わらず、しつこくない脂の風味は飛騨牛の醍醐味です。
この肉質は、育つ環境にも大きな影響を受けており、北アルプスの山々のふもとにある岐阜県で清らかな雪解け水と新鮮な空気、そして季節の温度差によって、生まれるといわれています。

 

後発ブランドが全国1位を獲得!

田畑を耕す役割を兼ねた「役牛」が飛騨牛の始まり。昭和30年代に入り、農作業の機械化が進んだことで、役牛から肉用牛へとその役割が転換されていきます。
しかし、その転換後すぐに飛騨牛のブランドが生まれたわけではありません。昭和50年代のはじめまでは岐阜県内でもそれぞれの地名のついた和牛が飼育されており、それらを統一して「岐阜牛」と呼ぶだけでした。
飛騨牛の大きな転換点となるのは昭和56年です。この年に、兵庫県から「
安福号」という雄牛が肉質の改良のために導入され、これ以降、大きく肉質が向上します。安福号の産子が素晴らしい産肉成績を収めるようになり、昭和63年に統一名称を「岐阜牛」から「飛騨牛」へと変更。ここで初めて飛騨牛のブランドが生まれます。

そんな後発の飛騨牛の名を全国に知らしめたのは、平成14年に岐阜県で開催された第8回全国和牛能力共進会です。全国和牛能力共進会とは、5年に1度開催される、和牛のオリンピックともいわれるようなもので、国内の優秀な和牛が集まり、優劣を競う大会のようなもの。
ここでなんと飛騨牛は、改良の成果を競う「種牛の部」と肉質を競う「肉牛の部」の両方で最高位の名誉賞(内閣総理大臣賞)と最優秀枝肉賞を獲得し、全国1位の名を獲得しました。その後、第9回の全国和牛能力共進会で再び肉牛の部において最優秀枝肉賞を獲得し、そのブランド性を確かなものとするのです!

しかも、そこから先も、飛騨牛の快進撃はとまりません!

近年では、松阪牛や神戸牛、近江牛などの名だたるブランド牛を擁する県が参加する近畿東海北陸連合肉牛共進会においても、平成24・25・27年に肉質の最高位である最優秀枝肉賞(農林水産大臣賞)を獲得し、全国の有名和牛にも引けを取らない肉質であることを証明し続けているのです。

 

最高峰で飛騨牛を!

まるで、「ティファニーで朝食を」のような言い回しですが……なんと、標高2700m地点で飛騨牛が食べられる場所があるのです!

飛騨牛が食べられるのは中央アルプスという山々が連なるところの中にある、乗鞍白雲荘という山小屋。なんと、そこでは夕食に飛騨牛がふるまわれます。とても山のなかとは思えない豪華さをもった、素晴らしい山小屋なのです!


出典:
https://gramho.com/media/2160250015243310036

ふもとの朴の木平や平湯温泉からシャトルバスやタクシーで行くことができるので、ふもとの温泉を楽しみ、山小屋の飛騨牛を楽しむこともできます。大人は1泊9500円で泊まることができる乗鞍白雲荘。予約は必須ですが、山の景色を楽しみ、最高級の肉に舌鼓を打てる最高の場所に違いありません!

 

身近で飛騨牛が食べたい!

ここまで読んで、もう今すぐにでも飛騨牛が食べたい!という方……。安心してください、都内でも飛騨牛が食べられるお店はちゃんとあります!

○飛騨牛一頭家 馬喰一代 銀座
とことん惚れ込んだ飛騨牛を一頭買いし、提供している《飛騨牛一頭家馬喰一代》。だからこそ、肉の品質は間違いなし。飛騨牛を知り尽くしたスペシャリストが、最も良い状態のお肉を提供してくれるので、安心して最高の飛騨牛を食べることができます。

出典:https://bakuroichidai.jp/shop/ginza/room/

店内は落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと食事を楽しむことができます。


出典:
https://bakuroichidai.jp/shop/ginza/menu/lunch/

ちなみに、お昼の炭火焼きランチは飛騨牛100gで1800円ととてもお得!間違いなく満足感を得られます。


飛騨牛一頭家 馬喰一代 銀座
◼︎URL:https://bakuroichidai.jp/shop/ginza/
◼︎住所:東京都中央区銀座2-6-5 銀座トレシャス 11F
◼︎アクセス:地下鉄銀座駅より徒歩5分

 

○鉄板焼<やまなみ>
新宿の京王プラザホテルの7階にある鉄板焼《やまなみ》では、鉄板焼で飛騨牛を楽しめます。前の鉄板で調理される様子を目で楽しみ、焼かれる音を耳で楽しみ、焼けるにおいを鼻で楽しみ、飛騨牛の味を舌で楽しむ。まさに、五感で楽しむことができる空間です。


出典:
https://www.keioplaza.co.jp/restaurant/list/yamanami?menu=dinner

 

落ち着いた個室もあり、プライベートでの利用でも気兼ねなく過ごすことがでるので、ゆっくりと、飛騨牛の味を楽しみたい方にはおすすめです!


出典:
https://www.keioplaza.co.jp/restaurant/list/yamanami?menu=privateroom


鉄板焼<やまなみ>
◼︎URL:https://www.keioplaza.co.jp/restaurant/list/yamanami
◼︎住所:東京都新宿区西新宿2-2-1 京王プラザホテル7階
◼︎アクセス:JR新宿駅西口より徒歩5分

 

肉を求めて旅に出る!

今回ご紹介した飛騨地方は、飛騨牛はもちろんのこと、北アルプスなどの山々や新穂高温泉、平湯温泉など有名な温泉も沢山ある場所です。美味しいお肉とのんびり過ごせる時間……そんな、夢のような場所に、飛騨牛を求めて旅に出てみるのも良いかも!?早くそんな日常が戻ってくると嬉しいです。
ブランド牛そのものはもちろん、その牛が育つ場所の魅力も感じられるのが、全国のブランド牛調査をする醍醐味のひとつかもしれません。

それでは以上、【飛騨牛の世界】でした。
これからも肉のTsudoiは日本唯一の焼肉メディアとして全国の焼肉屋の情報を発信していきます!

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