
【米沢牛の世界】 安心安全にも配慮した、日本三大ブランド牛!
米沢牛は、日本の三大ブランド牛!
米沢牛と聞いて、その名前は聞いたことがあってもその産地がぱっと出てくる人は少ないかもしれません。そんな米沢牛、実は日本の「三大ブランド牛」なんです!
えっ、三大ブランド牛?!ということは他とはちがった特徴や魅力がたっぷりあるはず…!
はい、その通りです!肉のtsudoiが、米沢牛のあれこれを具体的にお届けいたします。
というわけで第5回目の今回は、【米沢牛の世界】について紹介をしていきたいと思います。よーい、ドン!
米沢牛の定義
“米沢”……そう、山形県の米沢地域!その名前の通り、米沢牛は、山形県米沢市がある置賜地方の3市5町にて肥育された黒毛和牛です。もちろんただこの地域で育っていたら無条件に米沢牛と呼ばれるわけではなく、一定の基準を満たした場合にこの名称が与えられます。
具体的には、以下の5つの定義を満たすことが求められています。
・山形県置賜地方3市5町に居住しており、米沢牛銘柄推進協議会が認定した飼育者が登録された牛舎で飼育された黒毛和牛
・黒毛和種の未経産雌牛のみ
・米沢牛枝肉市場、東京食肉中央卸売市場に上場されたもの。米沢牛食肉センターで畜され公益社団法人食肉格付協会の格付を受けた枝肉
・生後32ヶ月以上で社団法人日本格付協会で定める3等級以上の外観、肉質、脂質が優れている枝肉
・山形県の放射性物質全頭検査において放射性物質が不検出
これらの基準をクリアしていても、肉質が下級の場合には米沢牛という名称が与えられることはありません。
出典:https://hitosara.com/0006134923/photo/
そのほか放射性物質の検査など健康面に対しての対策もしっかりと行っており、美味しさのレベルが高いだけではなく、安心安全に食べることができるブランド牛でもあります。
米沢牛を生んだ英国紳士?!
米沢牛の歴史は、1871年にまで遡ります。
当時の山形県米沢市は米沢藩と称されており、英国のチャールズ・ヘンリー・ダラスが英語教師として訪れていました。その際にダラスと同行していたコックが牛肉を調理し提供したことから米沢藩では牛肉を食べる文化が広まりした。これが、米沢牛の始まりだと言われています。
出典:http://www.yonezawa-np.jp/html/museum/11dalls.html
そしてダラスが横浜に移動する際に牛を一頭連れて帰り、横浜の地で牛肉料理を振舞うとたちまち好評に。ここから米沢牛が全国に広まっていったのです。
米沢の魅力を表す、「米沢の味ABC」!
米沢牛は、なぜここまでおいしいと言われているのでしょうか。
元々、米沢市は「米沢の味ABC」と呼ばれる「舘山林檎(Apple)」・「米沢牛(Beef)」・「米沢鯉(Carp)」の産地であり、土地の特性をうまく活用して美味しい食材を生産することに非常に長けている場所なんです。特に米沢牛の産地である山形県米沢市(置賜地方)は、山に囲まれた盆地であり、寒暖差が大きい土地。その寒暖差で育った良質な穀物を牛の飼料としていることが米沢牛の美味しさをつくる一番の理由だとされています。
そんな環境で育った米沢牛の特徴は、誰もが口をそろえて言う“キメ細かい肉質となめらかさ”!
出典:https://o-ki.co.jp/hpgen/HPB/entries/39.html
生の状態の米沢牛は美しい霜降りで、見ただけでも分かるほどキメ細かい肉質。そのキメ細かく入った脂肪が口に入れるととろけるほどのなめらかさを生んでいます。
出典:https://o-ki.co.jp/hpgen/HPB/entries/39.html
肉本来の味がしっかりとしているため凝縮された旨味を溢れる肉汁とともに楽しめ、その一方で噛まなくとも口の中でとろける、という贅沢な食体験をすることができるんです。焼肉として網で調理したときのもその実力は存分に発揮されますよ!
都内で米沢牛を味わいたーい!
米沢牛の魅力を知ったら…やっぱり実際に食べたいですよね。
山形まで行かないと食べられない?いえいえ、そんなことありません!ここからは、都内で米沢牛を食べられる店舗を紹介していきます!
○米沢牛黄木 銀座店
大正12年創業、老舗米沢牛専門店の《黄木》。代々受け継がれてきた「目利きの力」で一頭買いされた厳選の米沢牛を、老舗ならではのこだわりの調理法でいただくことができます。
出典:https://restaurant.ikyu.com/sd/113190/?ikCo=10000163&ikyh=p__s_accnm
モダンで落ち着いた店内の雰囲気も魅力のひとつです。
出典:https://restaurant.ikyu.com/sd/113190/?ikCo=10000163&ikyh=p__s_accnm
■住所:東京都中央区銀座5-7-6 i liv(アイリブ)12F
■ HP:https://oki-tokyo.com/access/
○雅亭
1973年創業の名店が、日本橋駅から徒歩2分のところにひっそりと佇む《雅亭》。仕入れは産地直送にこだわっていて、そんなお肉を鉄板焼きの醍醐味である目の前での調理で、ライブ感たっぷりに楽しめます。そんな目からも美味しいお肉は、もちろん味も絶品。米沢牛の大きな魅力であるキメ細やかな霜降りととろけるような食感を存分に味わえます。
出典:https://s.tabelog.com/tokyo/A1302/A130202/13011514/top_amp/
■住所:東京都中央区八重洲1-5-10
■ HP:https://www.miyabi-tei.jp/access/
○米沢牛上杉 銀座本店
米沢牛に精通した卸元が経営する《上杉》。自慢のお肉を使った多彩な料理はどれも絶品ですが、ランチの豊富さは見逃せません。10食限定の「米沢牛ステーキランチ」はボリュームも味も大満足のメニューです。
出典:https://hitosara.com/0006134923/photo/
銀座の街並み、景色を眺めながら食事ができるところが人気の秘密のひとつですが、こんな高級感あふれるVIP個室も。モノトーンで落ち着いた雰囲気のプライベート空間は、大切な日・大切な人とゆったり過ごすのにぴったりです。
出典:https://hitosara.com/0006134923/photo/
■住所:東京都中央区銀座6-4-3 GICROS GINZA GEMS 5F
■ HP:https://ggpu200.gorp.jp/
肉フェスで米沢牛が楽しめる日よ、来ーい!
全国各地で行われている肉フェスでも米沢牛を味わうことができます。
たとえば米沢市の農業まつりの一環として1980年からスタートした「米沢牛肉まつり」は毎年大盛況。今年も8月7日に開催が予定されていましたが、残念ながら例年通りの内容での開催は見送られることに。ただ、延期のうえ開催できるか、もしくは他の形で開催するのかなど現在も協議が続けられているようなので、引き続き米沢市のHPをチェックしていきたいですね!
肉好きがわいわいと集まるフェスで、美味しい米沢牛が食べられる日が早く来るのを待つばかりです。
それでは、以上【米沢牛の世界】でした!
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